実話の幸せ物語

09年12月19日:土 :"なんだかんだ":喜びが
昨日の「オオカミ遠吠え靴下」に続き、アメリカ土産「第二弾」は絵本。
『ローリー物語』は実話であり、ローリーは夫の母親が住む有料老人ホームに、毎週訪問してくる「慰問犬」「癒し犬」。
後にローリーと名付けられるセントバーナード風の迷い犬(捨て犬)が、様々な人々との触れ合いを通じ、最後に素晴らしい里親に巡り会い、慰問犬として皆に愛されるまでの心温まる物語。夫の母親もローリー訪問を心待ちにする一人である。
で、しっかりと、本の著者、イラストレーターのサイン入りでゲット(^O^)/!!!
ストーリーは、
とある牧場主のトムが牧羊と一緒にいる大きな犬を見つける。羊たちとしばらく過ごすが厳冬のネブラスカで外飼いは酷であり、トムはその犬に相応しい里親を見つけてあげるため動物シェルターに連れて行く。
数日後、運良く若いカップル、エミーとスティーブに引き取られる。だが仕事で帰りの遅いカップルは、多く運動量を必要とするその犬に応えられず、長い一日を一匹で過ごす寂しさから低くうめくような声で泣く事もしばしばとなり、狭いアパートのため、近所からクレームも。泣く泣く飼う事を諦めたカップルは犬を動物シェルターに連れ戻す。
再び里親候補を待つ日々。同じシェルター内にいる他の犬たちは次々と里親を得て出て行くのに、その犬はずっと残ったまま。トムも、エミーとスティーブも、みんな優しくしてくれたのに、何故自分だけが愛する人たちと別れなければならないの?とでも訴えているかのように、悲しげな表情を見せる犬。
そうした状況が数週間続いた。だがある日、運命の出会いが訪れる。広大な敷地を持つミッシェルとジョンのカップルがシェルターに現れたのだ。その犬を見た途端、完全に一目惚れした二人。二人がいぶかしんだのは、こんなに素晴らしい犬が何故このように長期間に渡って里親が見つからないままだったのだろうということ。シェルターのマネージャー曰く、セントバーナードであれば本来あるはずの模様がない、これが理由なのだと。二人はそれを一笑に付し、すぐに犬を引き取ることにした。大きな口を開けた感じがウォーとうなっているようにも見え(roar)、そこからローリーと名付けられた。
大きなヤード、大きな納屋、木陰もいっぱい、緑もいっぱい、池もある。そんな恵まれた環境で楽しく暮らす日々が続く。そうした中、「ケンジントン」という有料老人ホーム慰問がローリーの楽しみの一つとなる。
認知症気味の人、視力に問題のある人、色々な老人が住むケンジントン。古くはトム、そしてエミーとスティーブ、そしてミッシェルとジョン。ローリーは人間が大好き。だから、認知症の人が何度も同じ事を繰り返しても気にならない。その人に寄り添い、じっと黙って聞いてあげている。

ある日、ケンジントンで孤独な女性メアリー(イラストの女性)と出会う。ケンジントンに引っ越してきたばかりのメアリー。彼女は誰と話す事もなくただ独りで座ってテレビを見ているだけのような人。でもローリーは構わない。そっとメアリーのそばに座る。するとメアリーがローリーを撫で始めた。話す事を忘れていたようなメアリーだったはずが、ローリーに向かい、結婚、子供、これまで出かけた場所などなど、色々と話し始めた。ローリーがメアリーの心を開いたのだ。
慰問時間が終了し、ローリーが帰る時がくる。ローリーとあまり触れ合えなかった人たちの落胆した表情。でも、また来週になれば、ローリーに会える事を知っているから決して悲しくはなかった。
上記の写真は、ローリーの家族。ミッシェルとジョン。ローリーの横の犬はベイリー。2歳の黄色ラブラドールでメス。
絵本では、ケンジントン慰問の後に、ローリーとベイリーのアドベンチャーものもありなのですが、ここでは割愛します。敷地から脱走した二匹が色々な災難に合いながらも、これまた優しい人に助けられ、飼い主であるミッシェルたちの元に戻るという物語です。ローリーもベイリーも可愛いですね(^^).。
子供に読み聞かせしてあげたい一冊だと思いませんか。大人にも聞かせてあげたいですが。