東京圏一極集中の問題SadHappyEmbarrassed

*計画停電の詳細ブログ(身近なはずの自治体情報が充分でない場合に備え、しばらくは冒頭掲載)
いすみ市のウェブサイトによると、本日22日のいすみ市の計画停電は中止となった模様。

今回の原発問題により、スイス、フィンランドなどが大使館機能を東京都内から移転させている。移転先は大阪や広島など。一時的な移転、永遠の移転、両方があると漏れ聞く。大使館だけでなく、企業もまた東京から本店を移転させる動きがあるようだ。多くは外資系企業のようだが、日本企業にも動きがある。

個人的にはとてもよいことだと思う。そもそも、東京圏の一極集中自体がよくないと感じるからだ。
110322b1
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の人口合計は約3,535万人。日本の人口の3割弱を占める。地図の赤い部分は、一都3県の中で人口密度が高いと思われる地域を勝手に囲ってみたもの。埼玉県も神奈川県も一部はそれほどの過密はない。また私が住む千葉県は面積こそ広いが、人口分布は南北格差でも存在するかのように極端である。通常、群馬県、栃木県、茨城県を含め、関東地方は一都6県で示されるが、そこまで範囲を広げるまでもなく、全人口の約3割弱はこの赤い部分で表せると思う。

皆さんはこれを見てどう思われるだろうか。国土全体からいえば3%程度の面積に人口の3割が暮らしているのである。少々異常な気がするのは私だけだろうか。

先進国の都市の中で人口密度が一番高いのは「東京圏」である。ニューヨークでもなく、ロンドン、パリでもない。また、先進国が首都を置く都市は、大都市圏とは限らない。アメリカ、ドイツなどがそうだ。イギリスのロンドン、フランスのパリ、というケースはあるが、どちらの都市も中心から少し離れればそれほど過密はないと聞く。

今回の震災は東北が中心だった。だが、主要なモノ、コトが集中する東京を中心とした第二の「関東大震災」が起きたらどうなるのだろう。耐震構造でない古いビルの倒壊は?耐震構造の新しいビルであったとしても、今回の津波のように”想定外”の地震という可能性は?火災は?帰宅難民は今回の比ではないだろう。いや、それよりも、インフラがダウンし、国の司令塔であるはずの国会、総理大臣、マスコミ、こうしたブレーンによる記者会見すら実現できず、全国民はごま塩模様のテレビ画面に見入り、シャーとなり続けるノイズに耳を傾ける。こんな状況に陥るかもしれない。

リスク分散、リスク管理、こうした観点からいうと、首都移転も考えてみる段階のように思う。

授業で学んだお手本のような国ドイツ(学んだ当時は西ドイツ)。ドイツの都市づくりは、都市圏を7〜8つに分け、そこに企業も均等に分散させた。必然的に人口も分散される。首都はボンで、ある意味ごく普通の都市。現在の人口を見ても、ブレーメン、デュッセルドルフ、ドルトムントなどは、60万人前後の人口で均等さを保っている。ミュンヘンの130万人、ケルンの99万人、東西ドイツ合併後に首都となったベルリンは343万人と多い。だが、もっとも多いベルリンの人口は、千葉県の半分強、東京都の3割にも満たない。人口密度に至っては東京23区の過密とはかなり差がある。